きっと彼氏も寝取られ趣味で共犯だと思いますけど
私は24歳、バスケット関係の社会人サークルに所属しています。
外見は、北川景子さんに似ているみたいに言っていただけることが多いです。
なので、気が強いみたいに見られることが多いんですけど、実際はものすごく気が弱いです。
誰かに意地悪されたりしても、文句を言えない性格なので……、
昔、学生時代はいじめられていて、それがエスカレートしたこともありました。
さすがに大学、社会人になってからはそういうことはなく、むしろ外見のせいで「気が強そう」みたいに見られることが多いです。
バスケット関係の社会人サークルに入った理由は、彼氏の誘いが理由です。
彼はお友達の紹介で付き合い始めました。
彼氏がもともとそのサークルの中で人気がある人で、背が高くてやせ型で、いつも優しいです。
彼は福士蒼汰さんにそっくりだってよく言われるみたいです。
なので……会社でもサークルでも、ものすごく人気があります。
彼の紹介でサークルに入った私には、周囲の女の子は……はっきり言って冷たいです。
表立っては女の子たちはいやがらせをしてくることはありません。
でも、なんとなく……嫌なことをされます。
例えば、ひどいものは打ち上げの人数で私が幹事の女の子のミスで人数に入ってないから、帰って欲しいみたいなことを言われたり。
小さいもので言えば、飲み物が私の分だけ用意してもらえない、とか、そういうことでいやがらせをされていました。
しかも、彼が一緒のときはされなくて、彼が仕事でサークルに参加できない時に、そういういやがらせをされてしまいます。
でも、先週にされた行為は、さすがにガマンできませんでした。
私は、泣いてしまいました。
先週は、バスケットはせずに、海で泳いだ後にバーベキューでした。
元々、彼も参加するつもりだったんですけど、彼はお仕事で急に参加できなくなって。
彼が参加してないサークルは、ものすごく居づらいです。
女の子たちが冷たいのはもちろん、男の人たちも、他の女の子の味方をして……というわけではないですけれど、やっぱり私に話しかけ辛いみたいなので。
ほとんど一人でいることになります。
プレイ中は問題ないんですけど、それ以外の時間は本当に居づらくて。
その日も本来のサークル活動じゃなくて、レクリエーションの時間ということで、私に話しかけてくれる人はいなくて。
なんとなく居づらくて、みんなが海で泳いでる最中に、私は水着の上からTシャツを着て、みんなから離れた場所にいました。
運悪くひとりでいる時に男の人から声を掛けられて……ナンパでした。
すぐに断ったつもりなのですが、その場面をサークルの女の子に見られてしまい、ますます周囲に悪い印象を与えてしまいました。
そのせいかどうかわかりません、泳ぎ終えて着替えるときに、私の下着がありませんでした。
荷物は、サークルの人の車の中に入れていて、鍵を閉めていました。
故意とは考えたくないですけど、もし故意なら……サークルの誰かが私の下着を盗んだり、隠したりすることになります。
幸い、Tシャツは白じゃないですし、Tシャツの下にタンクトップを着ていたので上は大丈夫です。
でも、下は……ひざくらいの長さの柔らかい素材のスカートなので、強い風が吹いたらと思うと、不安でしょうがないです。
そうして、下着をつけないまま、不安なままバーベキューが始まりました。
女の子たちは、私を見てにやにやしたり、指をさしたりしていて、「ああ、女の子のうちの誰かが私の下着を隠したのかな」って、すごくがっかりしました。
そこまで私って嫌われてたのかなって思って。
でも、私は何も言えず、ガマンするしかありません。
しかもガマンしている表情が、いつも「ツンツンしてる」みたいに言われることが多く、そのことが女の子たちの不興を買ってしまったみたいです。
そもそも証拠がないので、下着を盗んだかどうかも確認できません。
バーベキューはなんとか問題なく終わってくれて、みんな、運転する人以外はお酒を片手にみんなでわいわい話していました。
私はちょっと離れたところからそれを聞いていました。
その最中に、「ね、ね、王様ゲームしない?」と、ひとりの女の子が提案しました。
王様ゲーム……ものすごく嫌な予感がしました。
ゲームは最初は一気飲みとか、他愛のないものだったんですけど、5ゲーム目くらいから、「7番が3番に抱きつく」とか、そういう命令で。
どんどん雰囲気がおかしくなってきて。
ゲームが始まって7~8ゲームくらい繰り返した時に、私にとって最悪な命令が来てしまいました。
「3番が5番のスカートの中に入る」という命令でした。
3番は、モテない40歳前の男の人です、そして5番は……私でした。
「いやぁ、〇〇君(私の彼氏です)に悪いけど、これもゲームだからさぁ」
と、ニヤニヤしながら私に近づいてきます。
もちろん…………困ります。
今、私は下着を履いてなくて、もしスカートの中に入られたら、大事な場所が見えてしまいます。
「ごめんなさい……そういうのは…………」
みたいに、弱々しく言ったんですけど、「北川さん、そういうのノリ悪いってー」「そーそー、これ、ゲームだからねー」みたいに、女の子みんなに責められて、出来ない、しないとは言えなくて。
泣きそうになりながら、私は……スカートの中に男の人を迎え入れざるを得なくて。
男の人は、私のスカートの中に入って……酔っていることもあって、
「うぉっ、すげーーーーーっ!」と叫びました。
私は、恥ずかしくてすぐに逃げました。
でも、すげーって叫ばれて、周囲は他の人も見てるし、
「北川さん、パンツ履いてないんだ、もしかしていつも履いてないの?」
あっさりとみんなの前で事実を言われてしまいました。
「わー、北川さんって露出狂なんだ?」
「さっきも嬉しそうに男の人にナンパされてたもんねー」
「顔に似合わずエロい子なんだ~」
「彼氏の〇〇君が可哀想~」
ここぞとばかりに集中攻撃されてしまいました。
でも、気が弱い私は何も言い返せなくて。
さらに最悪なことに、王様ゲームが続けられてしまったんです。
女の子はもちろん、面白がった男の人たちはみんな、私の番号を狙って、「〇番が×番のスカートの中に入る」という命令が、何回も繰り返されました。
いちばん最悪だったのは、長時間見られてしまう命令でした。
「3番が5番のスカートの中に、一分間入り続ける」という命令で……。
サークルの中で最年少、十九歳の男の子に、一分間スカートの中に入られました。
その男の子はチャラい男の子で、「北川さんのマンコってこんな感じなんっすねー」「今日水着だからマン毛剃ってるんすか? それとも普段から剃ってるんっすか?」
「清楚な感じなのに、ビラ黒ずんでますね~、彼氏の〇〇さんとやりまくってます?」みたいに、たくさんたくさん、みんなの前でひどいことを言われて。
ガマンできずに泣いてしまいました。
男の人たちはそこで止めてくれたんですけど、同性の女の子は容赦とか遠慮とかがなくて、
「あーあ、泣けばいいと思ってるんだー」「ゲームでなくとか、そういうの場がさめるんですけどー」「ちょっとありえなくない?」
みたいに、集中攻撃されてしまいました。
私は……泣きながら帰りました。
バッグとかの荷物はサークルの人の車の中だったんですけど、財布は持ってるし、バッグの中には水着とタオルしか入ってないから、もういいやって思って。
私は、帰りました。
もちろんサークルはやめました。
彼は「どうしてサークルやめたの?」みたいに気遣ってくれましたけど、もちろん言えません。