こうして僕は鬱勃起を覚えました
半年前、付き合って間もない彼女とデート中に、他の大学の俺の友人とバッタリ会う。
で、この時の二人の反応が妙な感じだったので、その後彼女に聞くも、知ってる人に似てただけ、初見だよ、との事。友人に聞いても知らないと。
その友人とはたまに会う機会があったんだけど、こないだ酔った勢いで遂に白状した。
俺の予想は半分当たりで半分外れ。
俺は二人が過去付き合ってたのかも、と思ってたんだけど、友人曰く「セフレ」との事。
彼女は大人しくて物静かな人。
初エッチも付き合って三ヶ月もかかった。
ほぼ毎日会っててもだよ?
身持ち固いのかな、と思ったものの、実はエッチは結構積極的で、そのギャップが「?」という感じだったけど。
友人と彼女は、俺達が付き合い始める前にセフレ関係にあった。
彼女が「ちゃんとした恋愛がしたい」と言って友人を切り、暫くして俺と出会ったって感じです。
そして最近友人から当時の事を洗いざらい聞いて、予て属性を感じていたものの、ついにこの世界に踏み込んでしまった、という事です。
元々は彼女が友人に告って始まった付き合いとの事。
あまりタイプではなかった友人が、三度目の正直で「友達から」、という事で付き合い始めた。
彼女は可愛いが、友人はややイケメンくらい。
中の上。しかも痩せててちよっと頼りない。
友達から、のはずが、好意を持ってくれている女性に対してはガンガン行くタイプらしく、最初のデートで初エッチ。
俺との時の三ヶ月を考えると、ちょっと信じられなかった。
友人曰く「俺のいう通りにしていれば彼女にしてくれると思っていた節がある」との事。
それから毎日セックスばっかしていた。
大学から戻る頃に部屋の前に待たせてセックス、夜中したくなったら呼び出してセックス、腹が減ったら彼女の部屋にアポなしで押し掛けてセックス・・・
とても信じられなかった。
あの控え目で、エッチは積極的だけど毎日なんか絶対にさせてくれない彼女なのに、と。
友人は「エッチの思い出しかない」と言っていた。
デートらしい事は一切していないと。
またその内容が酷い。
酔った友人は「あいつに言うなよ」と言いつつ、薄ら笑いしながら全部吐き出した。
マジで一時間ぶっ続けのフェラ、青姦、ハメ撮り、アナルセックス等々、俺はそれ聞きながら、吐き気を催しながらフル勃起という不思議な経験をした。
ただ、ゴムだけは絶対につけていたと言っていた。
「病気とか嫌だし」という理由。
お前が言うな、とは思ったけど。
ただ、出す時は飲ませるか、アナルの時は中出し、と言っていた。
アナルセックスは嘘だろ、と最初思っていたけど、妙に生々しい話は本当だと思わせるには説得力
があり過ぎだった。
「入れる時はうんちする時みたいにいきませるとスンナリ入る」とか、プロかよと思った。
「あの彼女がそんな事するとは考えられない」
と言ったら、
「あの子も嫌々だったと思うよ。ただ俺にそれ悟られまいと健気に感じてるフリしてたよ」だと。
兎に角友人の彼女になりたくて必死だったって。
友人はどうしても彼女に特別な感情を持つには至らなかったけど、身体の相性だけは抜群で、結局一年近くこの関係を続けたとの事。
一日二発で余裕で六百発以上はやっている、と聞いた時は、俺の二十倍かよ、と泣きたくなった。
けど勃起もした。
最終的には彼女の方から別れを告げられた。
「別れてほしい、と言われた時に、今後もたまに会えないか?と聞いたら、本当に忘れられなくなるから絶対に嫌だ、と大泣きされたわ」との事。
この話聞いて凄くブルーになった。